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正正堂堂
活動開始5年で、道場、カルチャー教室、スポーツ少年団、空手道研究会などの空手武道の団体と社会教育活動団体など5団体の代表をつとめ、女性空手家であり社会教育家でもある堀田千宴子さん。総勢100名余の老若男女の生徒さん達とともに歩む千宴子師範にお話をうかがいました。
千山道場はいつも新聞やテレビに
ありがとうございます。お恥ずかしい限りですが、ことある毎に地域の新聞やテレビ、雑誌で取材していただき感謝しております。
学生時代の現役時代から様々な形で取材をいただいていますが、実は、私自身人前で話したりメディアに出るのは苦手なんですよ(笑)。いつも、道場のため道場生のためということで挑戦しています。
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私たちは空手の鍛錬をとおした人づくり事業として寡黙にやっているつもりですが、地域社会からの期待の大きさや責任の重さにあらためて気づかされます。
タレントさんも取材にやってくるとか?
さまざまなメディア取材のお話しを頂きますが、その中で全国放送のテレビ番組でご紹介いただくお話をいただき、空手を見せ物にはしたくはないという思いはありましたが、道場生達にも思いでになるということで。。。CX系毎週土曜朝の「にじいろジーン」働く美人奥様ミラクルチェンジに出演させていただきました。
なんと、人気お笑いコンビの”アンガールズ”のお二人が千山道場に取材に来てくださることになり、道場生も一緒に空手の稽古をとおしてタレントさんと楽しい思い出をつくらせていただきました。
数年の出来事で強く印象に残っていることは?
まずは、私事ですが3人目の出産ですね。とはいえ道場生さんのことも気になり、第三子ともなると出産数日前まで道場に出ておりました。産後も道場や家事、育児との間を行ったり来たりで目が回わりそうです(笑)。
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道場全体としては、空手教室程度の小さな活動でいいからと後援会のみなさんに背中を押されてスタートしたので、この5年間で関係者の皆さんにたくさんご支援いただき「こんな大事になってどうしよう!?」というのが本音です(笑)
競技者としての挑戦!
私が空手競技でお世話になったフルコンタクト空手の諸流派団体が大同団結され、空手競技のオリンピック採用という目標に向かって、かつてない規模の統一団体が結成されると情報が飛び込んできました。
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現役復帰のラストチャンスであると感じ、いつ開催されるか未定の大会に合わせ産後の回復とともにトレーニングを開始し準備を進めました。
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おかげさまで、2014年7月に流派を超えた過去最大規模の記念すべきJFKO第1回フルコンタクト全日本大会に参戦でき、競技復帰をはたす事ができました。第3子出産後1年での全日本復帰でしたから内容はさておきですが(笑)。女性競技の未来のためにも前例を残すためにも8年ぶりに復帰させていただきました。
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競技選手として世界一への挑戦夢半ば(日本代表)にして中断しておりケジメをつけるための再起でしたが、これからも道場生達と一緒に全日本の大舞台に挑戦できるよう頑張ってみたいと思っています。
地域のための社会教育活動も本格的に!
第3子出産のため少し先送りしていた道場設立3周年式典も開催させていただきました。記念講演会では私達のコンセプトでもある「夢と元気と強さを持った人づくり」をテーマに元吉本プロデューサーの大谷由里子先生の講演のあと、社会教育家として対談講演会として文化活動デビューもさせて頂きました。
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これも、女性道場主であり女性空手家として社会的にも注目される活動をしている以上、文武両道の”文”の社会教育の専門家としても、プロ意識も持つようにとの考えからです。
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その他にも、空手武道をとおして地域に根ざした活動として、春の御車山祭り、夏の七夕祭り、秋の万葉集朗唱の会など高岡市の主要行事にも参加し道場生全員、空手をとおして郷土を愛し感じる機会もできました。地域行政はじめ企業、関係者の皆様のお力添えに感謝しております。
空手の道も原点回帰しながらさらに深く広く
このように広がりをみせる私達の空手道のありかたも、本筋の深掘りも決して忘れてはおらず、私自身30年を目標に「毎年一型」の奉納演武や空手の道の追求として原点回帰、空手発祥の地である沖縄での修行も、まずは10年の長期計画が理事会決議で始動し、定期的に渡沖させて頂いております。
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千山道場自体はあえて競技を中心としない活動をしておりますが、2013年6月より週に一度、ジュニアスポーツ競技空手の団体「高岡中央ジュニアスポーツクラブ(少年団)」の活動を開始して数ヶ月で、続々と競技空手の大会で優勝者も出始め、北陸予選を勝ち抜き、全日本大会進出者も輩出することができるようになりました。
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最近では、日ごろの稽古の発表の場として親子道場生のパパやママ、そしてOLさん達が地域大会でも優勝するようにもなってきています。
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また、競技空手の素晴らしさも体感してもらうために、自主開催の空手大会も主催しました。組手と型の大会を高岡市「利長杯組手交流大会」と「家持杯型交流大会」と銘打って冬と春に開催しております。組手競技も一般的にいわれる直接打撃、寸止め競技に加え、子供からご年配者まで組手に挑戦できるエアー空手も独自開発し、楽しく挑戦してもらっています。型の競技も一般的な競技のほかにDance空手部門も開催して熱戦を繰り広げています。
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また、道場の成長に合わせ、黒帯第一号も誕生し、これも女性道場主の道場にあわせたかのように、女子道場生でした!今日では、長く継続された生徒さん達が続々段位に挑戦されています。
人に元気をもたらす活動で、地域も元気に。
「空手道×人×街」。空手道の鍛錬とおし心技体を鍛え「人間力の向上」を謳うことが多いですが、その活動エネルギーを地域の活動に振り分けることで街づくりに寄与する事になるとは思ってもみませんでした。こんなことを考えていたら地域活性化フォーラムのパネリストとして出演させていただく機会もありましたが。。。(笑)
素晴らしい出会いのおかげ。25年後が楽しみ。
正しい事であってもなかなか前に進まないことがたくさんありますが、空手の鍛錬と同じで一心不乱に稽古を重ねるうちにある日突然と光が射すようです。それは、人であったり世の中の変革であったり、自分自身の進化であるような気がします。「正正堂堂」読んで字のごとく、態度や手段正しく立派でありたいと思います。
空手家としての本分と社会教育家としての役割を愚直に歩むだけですが、まわりの皆さんに様々な機会を与えていただき、都度おきる化学反応にハラハラ・ドキドキしながら千山道場や道場生のみなさんの進化と一緒に歩んでまいりたいと思います。