千山道場の特徴
空手の道をとおして、強くて優しい人を輩出するためのさまざまな工夫をしています。
激しいイメージのある空手界では、まだ全国的にもめずらしい「女性が道場主」の道場です。小学1年生から始めた、直接打撃の激しい空手を経験してきた代表は、常に厳しさの中にも、女性ならではの優しさとおもいやりがある指導を心がけています。
その他にも男性指導員もおりますので、子供から大人までメリハリのある指導ができる体制をとっています。
また、選手としてもフルコンタクト(直接打撃)空手日本女子界での、実力者としてのキャリアもあります。女性の先生・指導者としてならではの空手への思い、考え方や運営方針がユニークな心身練磨のための道場が千山道場です。
空手道の稽古をとおした社会教育として、「礼と心」の教育にも力を入れた上で、空手技術・体力の向上を目指しています。
また、子供から大人まで、空手の稽古だけでは普段経験できない社会学習や発表の場として、道場外の道場として社会教育プログラムを随時開催しています。
千山道場では、子供からご年配者まで空手に親しみやすいように、基本・型・応用・約束稽古・組手(直接打撃・打撃なし)・理論・道徳などの課目を「現代」「伝統」「護身」3つの定義にわけてカリキュラム方式で行っております。
計画的にカリキュラムを組んでおりますので、春夏秋冬のいつの時点で入門されても体力や能力にあわせて基本から応用まで学べるようにできるようにしております。また、習得段階(帯級)に応じた段階別の稽古が付加されていき、ながきにわたる空手道としての道を深めることを目標としています。
また、カリキュラム方式にすることによりノンコンタクト(直接打撃なし)コースも開設しましたので、体にあたるのが苦手な女性や子供、ご年配者の方にも幅広く稽古していただけます。
最近では核家族化や地域ぐるみでのコミュニケーションが減少し、大人や年配者に社会のルールを教わることも少なくなりました。
千山道場では、子供・学生・社会人・ご年配者や男女比などを設定し地域社会の縮図と設定しております。子供から大人まで一緒に稽古することで、空手の稽古をとおした人のつながりや世代間を越えてお互いに学び助けあうための学び舎としての役割もあわせもっています。
空手競技・試合や実践空手の良いところは言うまでもありません。
道場代表自身、フルコンタクト空手の選手として数々の実績を残すほどの空手の修練をしてまいりました。
空手の道を学ぶには、鶏が先か卵が先かではありませんが、さまざまな方法があると思います。空手競技・試合の技術稽古を主体として「心技体」をみがく方法。また、空手の基本動作の反復練習を繰り返す中で「心技体」をみがく方法など。。。
代表自身、自らの経験と昨今の社会状況を鑑み、同じ着地点であることを熟慮した上で、あえて後者を基本方針としております。
また、道場では文武両道を旨とし、子供なら学校の勉強、社会人なら仕事と武道の両立を大前提としていただきます。そのため、勉強(仕事)はそこそこに競技・スポーツに没頭するなどの陥りがちな、勉学を疎かにすることへの偏りがないような指導をしています。
千山道場では、基本稽古を充実させ、稽古時間比率を基本稽古:競技組手稽古=2:1としており、発表の場としてその延長線上に組手・競技空手などを位置づけております。
少しずつ「心技体」を高め基本を身につけた道場生の中から、「組手・型」競技・試合を稽古の発表の場として選び、成績を残す方も出てくると思います。
千山道場では、父兄会や役の持ち回りは行わないことにしています。道場の運営や社会教育プログラムなどのイベントは、事務局が中心となり道場生の協力で行っています。少年部や学生道場生のみ、稽古会場やイベント参加時への送迎が必要ですが、それ以外は基本的にありませんので、ご父兄の負担も少ないと思います。